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ボードゲームのハコについて

このエントリーはボドゲ紹介 Advent Calendar 2017の7日目です。

前日: 推理ゲーム『ワトソン&ホームズ』 - kano-e no memo
翌日: テラフォーミング・マーズの魅力: うぃりあむの「ヴァリアントの森」

タイトルの通り、ボドゲのハコを紹介したいと思います。

先日ゲームマーケット2017が実施されましたが、そのなかでとある出展者さんが「ダイスタワーという言葉を知らない人が検索フォームからダイスタワーに出会う可能性は限りなく低い」というようなお話をしており、私も知らなければ出会う可能性がすごく低いものを紹介しようとこのエントリーにしました。

ここではBox insertと呼ばれるアクセサリーを紹介致します。

Box insertとは

ボードゲームの箱って内容物に対して小さすぎて、中身を小分けするとフタが閉まらなかったりしますよね?
拡張も一緒に持ち運びたいのに、スペースが足りずに諦めたりしますよね?

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ボードゲームコンポーネントと入りきらない拡張

空気が主なコンポーネント? そういうボードゲームの事は一旦忘れましょう。

こういった大量のコンポーネントをうまく詰め込めるように作られた箱がbox insertです。

Box insertを使うと、先程のようなコンポーネントがうまく箱に収まります。 f:id:kazzna:20171207222041j:plain f:id:kazzna:20171209001801j:plain

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拡張とともに1箱へ
通常はスペースなく箱の中身がきっちり埋まるように作られているので、蓋が開かないように留めてしまえば縦置きも可能です。

注文と組み立て

自分で組み立てする形態で売られていることがほとんどで、注文すると数週間程度で下の写真のような板が届きます。 f:id:kazzna:20171207222315j:plain

組み立てには以下のものが必要になるので100均で揃えてください。

  • 木工用ボンド
  • 紙ヤスリ(120番と400番あたりがあると大丈夫です。)
  • 軍手
  • 綿棒(大量にあるといい感じ)
  • ゴムハンマー(なくても大丈夫かも)

基本的にはプラモデルと同じで、枠から取り外して説明書の通りにくっつけるだけです。
ただ、木製なので細いパーツが折れやすかったり、トゲが手に刺さったりするのでそこは注意が必要です。 万が一パーツが折れた場合は、要らないフレーム部分をヤスリで削って出てきた粉とボンドを混ぜてくっつけることが可能です。

1時間ぐらいで完成すると書かれていますが、そこはボードゲームと同じで大体半日はかかります。
慣れた人が回せば早いんでしょうね。

ニスとかはよく分からないので詳しい人教えてください。

販売サイト紹介

box insertは大きな会社から個人の副業っぽいところまで、多数のサイトで販売されています。
色々と探し回ってあっちがいいこっちがいいと比べて回るのが楽しさの醍醐味です!!!

個人的に気になるところをいくつかピックアップしてご紹介致します。

Meeple Realty

Think inside the box(箱の中について考える)がテーマのサイトです。
ただの木箱ではなくて、ゲームのテーマに合った形に加工されているのが特徴です。 その分使い勝手は他に少し劣ることもありますが、インサートなしよりは確実に使いやすいのでデザインを重視する人にオススメです。

Daedalus Productions

冒頭のテラミスティカのインサートを販売しているところです。
Quick-Start Insertという取り出してすぐにプレイできるようにと作られたシリーズの使い勝手が素晴らしい出来です。

組み立ての説明書がサイト上で公開されていますので、イメージをつかみたい場合にどうぞ。

The Broken Token

インサートだけでなく、オーガナイザー(organizer)やコインなども販売しているサイトです。
プラスチック性の蓋などの木製だけじゃないコンポーネントがついていたり、カードのケースがそのままカードフィーダーになったりと色々素敵なものが沢山あります。

最近追加されたテラミスティカのインサートの出来も良さそうなので、もし既に持っていなければここのを買っていたと思います。

Etsy

ハンドメイド作品を気軽に販売できるサイトです。
アクセサリーや服から大型家具まで幅広く売られており、ゲーム関連アクセサリーも大量にあります。

販売者は個人の場合も多数あるようで、普通のお店の感覚では挑まない方が無難かもしれません。
コンポーネントの質はきっとピンきりなんでしょうけど、お値段の割に非常に良いものも多いので探す価値は大です。

システム的にはカートに入れるボタンを押して支払いを済ませれば買えるのですが、他の海外ショップでお問い合わせぐらいはできるようになってからの利用をオススメします。

Insert here

フォームコアによるインサートを作っているサイトです。 家族でやっている?らしいです。
フォームコアはプラスチックっぽい謎の物体で、ネットで調べる限りでは木の箱よりも軽そうです。

木製のインサートはそれなりの重量になるので、軽いならいつかチャレンジしてみたいと思っています。

その他の気になるサイト

インサートじゃなかったりもしますが、気になるサイトをいくつか。

選び方のポイント

正直、箱に何を求めるかなんて人それぞれだと思いますが、私の経験と好みからの選ぶ基準を記載しておきます。

カードがスリーブ付きで入るのかどうか

トークンの多いゲームでは特に、スペースの都合でカードはスリーブ無しでしか格納できないものもあります。
別のサイトで売られているものはスリーブ付きでも入るということもままあるので、スリーブの有無は確認しましょう。

蓋は閉まらなくてもそこまで困らない

インサートによっては箱の上端より数センチ上まで飛び出ているものもありますが、蓋が一番下までいかなくても意外に困らないものです。
見た目にこだわる場合は避けるべきでしょうし一概には言えませんが、うまくバランスの取れているものを選びたいものです。

みんなに配る駒は別々のトレイに

それぞれのプレイヤー用トークンや開始時の手札など、配ってしまうものはそれぞれ別のトレイに入っていてそのまま配れるものの方が便利です。
また、コインなどの共通のストックに置いておくトレイが2つに分かれていると、それぞれをボードの左右に置いたりなど便利さが上がるのでチェックしておくとよいと思います。

何が格納できるのか

拡張なども一緒に格納できるのかどうかの確認は重要です。
拡張を持っていない場合拡張入れは空っぽになるものの、そのトレイを入れないと中で崩れるので空のまま入れておかなければ傾けられません。
中には「プロモボードがないと隙間ができるから縦向けにはできないよ」というものもあるので注意してください。

お気に入りの箱を探す際の参考程度にどうぞ。

以上、良いボードゲームライフをお過ごしください。